スマイルカーブを描いてみたけれど

オプションの権利行使価格を横軸に、
インプライドボラティリティ(IV)を縦軸としたグラフを描けば、
ひらがなの「し」の始点と終点を両手でつまんで外方向に引き離したような曲線となる。
この曲線は、笑ったときの口の形状に似ていることから、
「スマイルカーブ」と呼ばれている。
オプションの勉強を始めた早い段階でこのことを知った。

オプションのタラレバ売買ツールとポジション分析ツールの次に作ったのが、
このスマイルカーブ。
それと、IVの時系列推移グラフ。
(各セッション終了時のアットザマネー(ATM)におけるIVのグラフ)

分析ツールは整った。
ギリシャ指標も理解した。
いくつかの合成ポジションも組んでシミュレーションしてみた。
で、もう少し実戦に近いことをしようとした場合、
いつ、何を根拠に、どのようなポジションを組めばいいのか?
ということが問題となった。

IVを観察すれば何かトリガーが見つかるのではと思い、
上記2種類のグラフを作った。

まずは、スマイルカーブ。

横軸は以下の4種類を切り替えられるようにした。
・\(\frac{ln\frac{K}{S}}{\sqrt{T}}\) (ログマネーネスから時間要素を取ったもの)
・\(ln\frac{K}{S}\) (ログマネーネス)
・\(\frac{K}{S}\) (マネーネス)
・\(K\) (権利行使価格)

各アルファベットは以前紹介したものと同じ。
S:原資産価格(日経平均を使用せず、以前紹介した、S=ミニ先物価格\(\times e^{-RT}\)で算出)
K:権利行使価格
R:無リスク利子率(%)/100
T:SQまでの残日数(日)/365

縦軸は以下の2種類を切り替えられるようにした。
・\(\frac{IV}{ATMのIV}\)
・\(IV\)

実線は第1限月、破線は第2限月。
青色がプット、オレンジがコール。

プットの場合、
ATMより左側がアウトオブザマネー(OTM)、
右側がインザマネー(ITM)の領域。
コールの場合はその逆。

プット、コール共にITMの領域は無視するとしても、あまりきれいな曲線ではない。
セッションの終値ベースでグラフを描くと、どうも曲線がガクガクになってしまうようだ。

そこで、場中リアルタイムにデータを取得し、スマイルカーブを表示する機能を追加した。

以前紹介した(こちらの記事)オプション情報収集用のExcelシートでは、
動作が重いためリアルタイム収集には不向きであった。
(先物の売買に支障が出る)

IVやギリシャ指標を外すと軽くなるのでは?と思い、それらをExcelから削除した。下図。
(その他にも色々削除した)

先物売買用のExcelファイルにこのシートを追加して運用しているが問題ない。

このExcelシートをリアルタイム(実際は1秒ピッチ)で自作システムに取り込む。下図。
その際、IVやギリシャ指標を計算する。

そして、リアルタイムグラフでは、
現値ベース、仲値ベースどちらを適用するか選択できるようにした。
リアルタイムでは、セッション終了時のグラフに対し、幾分か滑らかな曲線だ。
(OTMの領域において)

ここまでやってみたものの、
「で、結局どう使うの?」というところで、
思考がストップしてしまった。
リアルタイムにスマイルカーブが微妙に変化する様子を見ても、
なんのアイデアも出てこない・・・

次に、IVの時系列推移グラフ。

第2グラフの選択肢は以下。
・先物セッション足チャート
・±5%スキュー
・表示しない

先ほどのグラフ同様、
実線は第1限月、破線は第2限月。
青色がプット、オレンジがコール。

こちらのグラフは、カレンダースプレッドの仕掛けタイミングが見えてきそうな気もするが・・・

しかしながら、まだ何も見つからない。

実際にトレードしてみれば、新たなアイデアが出てくるかも知れないが、
オプションの損益の倍率は1000倍と、先物ラージ並みなので、
気軽に試してみるという訳にはいかない。
失敗したときの損失が大きいので躊躇してしまう。
せめて100倍、あるいは、0.1枚単位で売買できればいいのだが・・・

ということで、オプションの勉強は一旦休憩。
何かアイデアが降ってきたら再開することとしよう。

日経225オプションの自動売買への道のりは遠い・・・

それより、しばらく先物の裁量トレードに集中して取り組もうと思う。

実は、徐々に技術が向上してきている。
と思う・・・
少なくとも、ダメダメの域を脱した。
と思う・・・
もうひと頑張りすれば、安定して勝てるようになる。
そんな気がしている・・・

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