ユーティリティの主な役割はJPXデータクラウドサービスより購入した歩値データを加工すること。
JPXデータクラウドサービスとは、日本証券取引所グループ(JPX)が株価情報等のデータをインターネットを通じて販売しているサービス。
私が購入している日経225先物の歩値データは、個人・学術使用目的の場合、ラージ、ミニともに、1ヶ月分で税別170円。(2017年9月11日現在)
ラージ、ミニ両方購入すると、1ヶ月340円。
なお、前月分のデータを翌月に購入するため、リアルタイム性はない。
購入したデータには、全限月のデータが含まれている。
そのため、次のような手順でデータを加工する。
- まず、必要な限月のデータを抽出する。
- 次に、自身の歩値のフォーマットに整形し保存。
- さらに、ティック足データを生成し保存。
そして、このデータを長期のバックテストやチャート再生に使用する。
下図がユーティリティのメニュー画面
ティック足の生成は、ラージは10ティック、ミニは100ティックを最小単位としている。
それを、メニューの中の「MTFデータ生成」で、例えば、ラージ50ティック足、ミニ500ティック足等生成することができる。
分足だと、例えば、5分足を6倍し(6本束にして)30分足を生成する、といった使い方が可能だ。
『岡三RSS Excelファイルの内容』で紹介したが、岡三RSSからリアルタイムで歩値を取り込みティック足データを生成している。
しかし、このデータは誤差を含んでいるため、長期のバックテストには使用していない。(日足、分足は使えるが)
岡三RSSから取り込んだ歩値データは、JPXからデータを入手するまでの「つなぎ」として、直近のバックテストやチャート再生に使用している。