MT4はインジケータを試すには最適なツール

MT4(MetaTrader4)はFXでは有名なトレードツール。
開発元はロシアのMetaQuotes Software社。
高機能でありながら、無料だ。
主だったインジケータや自動売買プログラム(EA)のサンプルが標準装備されている。
また、これらを自作できる環境もあり、いろんなインジケータやEAがインターネット上に公開されている。
プログラミング言語は「MQL4」。
C言語に似ているので、C言語を知っている人にとっては、とっつきやすい。

MT4のバージョンアップ版としてMT5があるが、私はMT4を使っている。
MT4で作成したインジケータをMT5で動かそうとすると、プログラムの修正が必要となる。
つまり、互換性がない。
過去のプログラム資産を引き継ぐことができない。
そのため、MT4を使い続けている。
MT4を使っているが、FXのトレードには使用していない。
日経225先物のチャート解析のためだけに使用している。

以前は、日経225先物のバックテストにも使用していた。
(『バックテスト機能』)
今は、インジケータの「味見」をするのにMT4を使用している。
そして、売買ロジックのアイデアをひねり出す。

下図はラージの1時間足をMT4上に表示させ、9期間、25期間、75期間のSMA、ならびにMACDを表示させたもの。

チャートの左側にインジケータの一覧がある。
スクロールなしでは表示しきれないくらいたくさんある。
見えている分で、全体の1/3程度だ。
インターネットから新しいのをダウンロードして、追加することも可能だ。
片っ端から試してみるも良し、既存に自分で改良を加えるのも良し。

インジケータは、移動平均線やMACDといったカラフルな曲線を描くものだけではない。
実は、X軸、Y軸のグリッドラインに自作のインジケータを表示させている。
日中スタートライン、ナイトスタートライン。
100円単位の節目ライン、1000円節目ライン。
X軸、Y軸のグリッドラインも重要なインジケータとなり得る。
例えば、アメリカの株式市場スタートラインを引き、いくつかのフィルターと組み合わせれば、アメリカIRブレイクの優位性が見つかるかもしれない。
100円の節目ライン近辺で、スキャルピングロジックが見つかるかもしれない。

私のように、チャートを見て売買ロジックのアイデアをひねり出す人にとって、MT4は最適なツールだ。
これが、タダで使える!

なお、日経225先物のチャートをMT4に表示させる方法は、2通りある。
(他にもあるかもしれない)

  • 日経225先物の4本値データ(csvファイル)をMT4用のデータ形式(hstファイル)に変換し、hstファイルをMT4に取り込む
  • MT4のcsv取込み機能(ヒストリーセンター)を使い日経225先物の4本値データ(csvファイル)を取り込む

ただ、残念ながら、これらの方法で取り込んだチャートはリアルタイムで動くものではない。
取込み方法の詳細は別途記事にする。
 方法1はこちら
 方法2はこちら

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