『はじめに』で書いたが、本システムを作ったきっかけは自動売買をやりたかったからであった。
そして、自動売買の次に裁量取引に取り組んでいる。(前にも言ったかな)
裁量取引に取り組むにあたって、ちょっと考えてみた。
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売買サインがプログラミング可能なレベルで明確であれば自動売買(システムトレード)でいい。
サインにあいまいさ、裁量の余地があるから裁量取引。
では、裁量取引におけるバックテストとは?
・・・動いているチャートで練習することだと考えた。
それも繰り返し練習すること。
そこで、チャートの再生機能を作った。
1分足単位ではない、1秒単位で相場を再現する機能。
しかも、MT4のストラテジーテスターのような疑似ティックでもない、本物のティックデータだ。
全てのチャートが動く、ラージもミニも、日足、分足、そしてティック足も。
さらに、ただチャートを動かすだけではなく、トレードもできる。
指値がなかなか約定しない、あの「イライラ感」も心行くまで繰り返し堪能することができる。
そして、再生終了時にはトレード結果が表示される。
これだけではない、自動売買機能のリリース前動作確認ツールとしても使える副次効果付き機能だ。
あとは練習だ。
チャート再生機能の動画を作ってYouTubeにアップした。
(やっと動画の撮り方を勉強した。)
どうせなら、インパクトのある日と思い、2016年6月24日のブレグジットショックを再生した。
(画質:1080p、全画面表示での視聴が最適)
動画の中で大勝トレードをしているが、これは結果を見てそれっぽいシナリオを作ったからできるトレード。
これだけ荒れた相場では、なかなかこうはいかない。
ちなみに、現実のこの日の私のトレードがどうだったかと言うと。
自動売買を運用していた。
運よく、10時前後の下げと上げ両方で利益を上げることができた。
そして、ここで自動売買を止めた。
11時頃からの本格的な暴落局面は静観していた。
これが現実。
チャート再生機能を使って裁量取引の練習をするなら、こういう特別な日ではなく、
ノーマルな日で練習をした方が良いと思う。
そして、現実の大荒れの日にはトレードをしない。
これが相場で長生きする秘訣なのではないかと思う。